(29年6月)

    
 


6月に入ると「そろそろ梅雨かしら」と考えてしまいます。気象庁によると今年は、6月8日あたりを梅雨入りと予想しています。梅雨の時期、変化の激しい気温などが原因となって度々見られる体調不良。これらの症状を避けるためにも、梅雨の時期は特に体調管理を心がけたいものです。そのためにも食事や睡眠などを見直し、正しい生活習慣を意識することが大切になります。


口の中のけがの対処法

6月4日~10日は、歯と口の健康週間です。
このフレーズを聞くと虫歯・歯みがきを想像する方が多いかと思いますが、口の中全体の健康を考える習慣です。
口の中にトラブルが発生すると食事や会話ができなくなり精神的にもイライラするなどのダメージがあります。

今月は、〈乳幼児期の口の中のケガの対処〉を特集します。
ちょっとした衝撃でも唇や舌をさっくりと切ってしまうことやケガにより歯が痛むケースが意外と多いのです


口が血だらけだぁ・・どうしよう!
口からの出血は唾液と混じるため、実際の出血量より多く感じられびっくりします。
まずは、落ち着いて出血している場所を見てください。

        
唇からの出血 転んだり、高いところからジャンプしたときに上の歯で下唇を深く噛んでしまうことがあります。
5分程度ガーゼで圧迫すると止血しますが、真っ赤な血が流れるようであれば病院受診しましょう。この場合、どちらかというと唇より噛んだ歯の方が衝撃を受けて歯が痛む(神経が炎症を起こす)ことがありますので注意しましょう。
舌からの出血 少し噛んだ程度で出血量が多くないようなら経過をみて大丈夫でしょう。
舌が裂けるように傷つき、めくれあがっているようなら清潔なガーゼで圧迫しながら病院受診しましょう。
上唇小帯(じょうしんしょうたい)からの出血
上唇の裏側にある帯状のひものような場所です。
転んだりジャンプしただけでも簡単に切れてしまうことがあります。
大抵この部位からの出血は心配ありません。
歯が折れた、グラグラする 乳歯であっても折れたり、抜けそうでグラグラになったときは、戸惑うことなく出来るだけ早く、病院受診します。

何科を受診するの?

以上のようなケガの場合、口腔外科・歯科もしくは外科が適当かと思います。
なかなか、緊急時、スムーズに判断できるように普段からかかりつけの歯科医院等にケガの対応をしてくれるのかなど確認しておくとよいでしょう。



6月2日(金)に歯科健診があります。気になることがありましたら、事前にお伝えください。