(29年1月)

    
 

年末年始は、お楽しみも多いですが、インフルエンザやその他、感染症が大流行してしまう時期でもあります。
規則正しい生活と手あらい・うがいを心がけてください。
2017年も元気いっぱいの一年でありますように。



感染性胃腸炎について

何度かほけんだよりでも新型ノロウイルスに注意とのおしらせをしています。成木保育園において12月末の時点では、ノロウイルスの報告はありませんが、胃腸炎の報告が数件ありますので、

さらにくわしくまとめてみました。


症状・経過: 胃腸炎の傾向として、調子良く登園したのに昼過ぎに吐き気がおこり、おう吐する
       という症状がみられます。その後熱がでてきたり、おう吐が続き最終的に下痢になります。
       このように前触れがなく辛い症状が起こります。

感染経路: 家族や、友人が胃腸炎になった・・うつらないようにしたい!と困ることがあります。
       感染源として一番可能性が高いのは、便や吐物です。
       ウイルス1〜100個程度の少量でも感染します。手のしわや爪の間などに入り込んで
       経口感染します。

予防方法: @感染を疑われる人の吐物などに触れる際には、必ずマスク、手袋を着用すること、
       エプロンや汚染されているであろう衣服は交換するなどの対策が必要です

         A吐物や便をトイレで流す際には便座を閉めてからおこなうと拡散しません
         B塩素系漂白剤で消毒することやスチームアイロンなどで熱処理をすることを徹底する

*潜伏期間は24〜48時間になります。すぐに症状がでてくるようです。感染者と接触して2日を経過しても、下痢やおう吐の症状がなければほぼセーフということです。





 咳やくしゃみのマナー

せきやくしゃみで放たれたウイルスは、新幹線ほどの速さで10メートル近く飛ぶだとか色々な言われがありますが、実際の実験で、せきやくしゃみ1回で約10万個のウイルスを放ちその飛ぶ距離45メートルと言います戸外ならともかく電車や個室でくしゃみやせきをすると10万個のウイルスが容易に充満し、皮膚や粘膜にくっつき、感染が拡大してしまうのです。

せきやくしゃみをするときは、ティッシュやハンカチなどで口と鼻を押さえて他の人から顔をそむけて行うことがマナーです。出来ればマスクを着用することも必要です。子どもの場合、手で押さえず、口を開けたまま、せきを「コンコン」している仕草がみかけられますが、周囲では不快に思う人も少なくありません。せきやくしゃみをする際のマナーも教えてあげなければなりませんね。