(28年9月)

    
 

7月下旬から、おたふく風邪が流行しています。
現在は、ピークは過ぎましたが流行継続中です。

また、夏風邪により高熱や下痢などの症状があったお子さんも多数いました。
これからの時期、日中は、暑くても朝夕涼しいなど一日の気温差が大きいため
体への影響も多々あります。十分な休息や睡眠をとりながら運動会の練習に励みましょう。



9月9日は救急の日です

〜ケガから身を守れる子どもに〜


 子どもは、好奇心旺盛です。大人からみれば「落ち着かないなぁ」と感じますよね。
しかしながら何でも興味を持つことは発達上当然のことです。
遊びのなかで、擦り傷、切り傷、打撲などのケガをしてしまうこともあります。
このような経験を通しながら「これをやったらあぶない」「こうすると痛くない」
という危険認識や、上手な転び方を学びます。良く遊ぶことで自然とケガをしにくい
子どもに育つともいわれています。親も子どもと一緒に遊ぶことで「うちの子は、
こんなところが苦手だ・・」「ここを注意しないと大きな事故につながるかも」
などと我が子の特性がわかります。

運動神経の発達の面から考えると・・

運動神経は12歳頃までに完成します。ですから幼児期にいろいろな体を使っての遊びを
していくことで、自分自身の体を使いこなしていくことが
できるようになり運動が得意と
なる子どもになっていきます。子どもは、いっぱい遊び挑戦していくことで運動能力を高
めることや危険回避が出来る身体に育っていきます。



  子どもの咳のいろいろ

子どもの夜間の咳込みや長引く咳など心配になります。
保護者の方々からもよく相談を受けます。病院へ診察する際の参考にしてください。
おおまかに咳の種類は二つに分けられます。

乾いた咳(コンコン、ケンケン)

痰のからんだ湿った咳(ゴホン、ゴホン)


「上気道炎」
といい、カゼの咳と考えます。
アレルギーやのどの粘膜が腫れているなど異物
が喉にある時もあります。


「下気道炎」の病気が考えられ気管支炎や
肺炎
などです。



ぜんそくの咳


ヒューヒュー、ゼーゼーという音をともなった咳をします。
背中に耳をあてるとピーという音が聴こえます。就寝時や明け方に咳込むことが特徴。
1〜2歳児までの子はゼーゼーしやすく「喘息様気管支炎」といわれることがあります。
2歳ころには良くなることが多いのですが中には小児ぜんそくに移行する子もいます。