(21年11月)NO8

     
   
 先月より、青梅市内ではインフルエンザや風邪が大流行していますが、ご家族の皆様は体調を崩されていませんか。
これからの時期は種々の菌やウイルスが蔓延します。
基本のうがい・手洗いを続けていきましょう。
今後も保育園で流行している感染症などの情報を随時おしらせしていきます。


熱と汗の話

よく、熱がでると「汗をかきなさい」とおしゃる方がいますが‥ 
正しくは、汗をかくのは、治りはじめのサインなのです。暑くして無理に汗をかいても実際には体が ウイルスに勝利していなければ意味がありません。むしろ体力の消耗です。
発熱時の対応ポイントは、熱の出始めは「寒い」と訴えることが多いので暖かくしましょう。体温がピークに達すると、顔がほてりはじめ背中が汗ばんでくるのでこれが熱の下がるサインなので冷すなど涼しく調節してください。何と言っても発熱時は本人の好みの体制で安静にすることが一番です。

風邪で小児科にかかるタイミング

子どもが調子悪いと心配になります。早く良くなって欲しいと願うものです。いつ病院に行けばいいの?困ってしまう事がありませんか。
・ 高熱の場合(インフルエンザを疑う場合は、8〜12時間経過していないと検査が確定できません)
・ 高熱が4日以上続いているときは再診を
・ たいしたことないと思われがちな37℃前台の熱が何日も続いている、咳が長く続いているときは 肺炎や気管支炎の疑いがあります
・ 微熱でも機嫌が悪い・食欲がない・ぐったりしているとき
・ 熱は夕方すぎに出ることが多いのですが、眠れるようなら朝まで待つ。痙攣を起こしたり、嘔吐が続く、呼吸状態が不安定なときは夜間診療へいくことが望ましいです 。

薄着習慣のおすすめ 
 
 〜必要以上に着せていませんか〜

ちょっぴり肌寒くなりました。けれども日中は気温が上がり晴れの日は、ぽっかぽっか‥
飛び回っている元気な子どもたちは、半袖でも十分な日があります。
薄着の習慣を身につけるには今がスタートです。

薄着の効果

薄着は外気温を直接肌で感じることができるので皮膚の働きを強化します。
暑さ・寒さに対する皮膚の適応能力を高め、細菌・ウイルスを防御する力をつけます。

薄着の目安

・ 大人より1枚少なめ、ちょっと肌寒いかなと大人が思うくらいが子どもに適切です
・ 下着を着ましょう、下着を着ると4℃は肌温度が違うと言われています
・ 半袖・ランニング下着 + 上着が適切です
・ 朝・夕は寒暖の脱ぎ着しやすい上着で調節してみましょう