(2月)
調
室から

2月は1年の中でも気温が低く、体調を崩しやすい季節です。

病気への抵抗力をつけるため、毎日の食事をしっかりとるように促し、
免疫細胞の働きを活発にするビタミン多く含む野菜や、
身体を温めて免疫力を高める食事法など、
健康維持のために役立つ情報をふんだんに盛り込みましょう。


 

~栄養たっぷりの冬野菜って?~


1・かぶ・大根・長ねぎ
90%以上が水分で、カロリーが低く、葉酸やビタミンCを含みます。
ビタミンCは体内で合成できないため、食品から摂取することが必須の栄養素であり、
葉酸は妊娠を考える女性は積極的に摂りたい栄養素です。
また、かぶや大根は根よりも葉の方が栄養価が高く、
カルシウム、鉄、β-カロテン、ビタミンEなどのビタミン・ミネラルも豊富に含みます。

2・小松菜・ほうれん草・白菜
小松菜やほうれん草は野菜の中でもβ-カロテンの豊富な「緑黄色野菜」です。
β-カロテンの吸収を高めるには、加熱料理が適していることが知られています。
同じ葉野菜ですが、鉄やカルシウムは小松菜、
ビタミンEやマグネシウムはほうれん草の方が多いなどそれぞれ特長があります。
また、白菜も含めたこれらの葉野菜は、ビタミンKや葉酸を豊富に含みます。
β-カロテンやビタミンEは酸化ストレスに対抗するための抗酸化作用を持っており、
鉄やカルシウム、マグネシウム、ビタミンKは血液や骨をつくるために必要な栄養素です。

3・ゆり根
ゆり根は食用に適したユリの球根のことです。
野菜の中では珍しく炭水化物が多く、カリウムも多く含みます。
カリウムはナトリウムの排出に作用するため、
食塩の過剰摂取による血圧上昇リスクやむくみ対策におすすめです。
甘みがあり、加熱したときのホクホク感は冬にぴったりです。

今回、ご紹介したものは冬野菜の中でもほんの一部です。
他にどんな野菜があるか、お買いものの際などにチェックしてみてくださいね。