(1月)調 

感染症と食中毒
細菌性食中毒


       あけまして
おめでとうございます

 1月は、食べ物に関わる年中行事が、おせち料理・1月7日七草粥・1月11日鏡開き・1月15日小正月で小豆粥 と、あります。
おせち料理は今ではお正月に食べるごちそうになっていますが、本来は家族そろ って一年を元気に過ごせたことを祝い、神様にお供えする料理のことでした。地方のおせち料理はそのなごりが根強く、その土地でとれるごちそうをみんなで食べる風習が今でも残っています。準備を子供に手伝ってもらったり、一品一品に願いや意味がこめられていることを話したりしながら、わが家の「おせち料理」を伝えてあげてください。  

今月の食育指導にある、七草粥は、さまざまな説がありますが、お正月にごちそう三昧だった胃腸をいたわり、不足した緑黄野菜っを補う、という意味があります。
本来は、朝ごはんに七草粥食べるもの。七草粥に入れる春の七草とは、
●せり・・・消化を助け黄疸をなくす
●なずな・・・視力、五臓に効果
●ごきょう・・・吐き気、痰、解熱に効果
●はこべ(ら)・・・歯ぐき、排尿に良い
●ほとけのざ・・・歯痛に効く
●すずな(かぶ)・・・消化促進、しもやけ、そばかす
●すずしろ(大根)・・・胃健、咳き止め、神経痛

と、以上の種類と効果があります。
最近は、スーパーなどで便利な「七草セット」が売られていますので、是非試してみてください。  
鏡開きとは、お正月にお供えした鏡餅を、松の内が明けた1月11日にみんなで食べて健康をお祈りする行事といわれいます。ちなみに、「開く」というのは、「切る」「割る」という意味です。鏡餅は、硬くなっているので、「揚げ餅」「おしるこ」が、お薦めします。  

最後に小正月について。
1月15日のことで、小正月とは旧暦でいう正月ということになります。ですが都市化などの影響により小正月自体になじみがなくなってきてしまいましたが、一般的には、この小正月をもって正月の行事が終わるとされているようです。
小正月の行事として、
●小豆粥・・・その年健康を願って、小豆入り粥を食べます。
●餅玉・・・木に餅や団子をさして飾り、一年を五穀豊穣を願う。
●どんど焼き・・・神社などで正月飾り・古いお札などを燃やす伝統的な行事。 などがあります。

忘れがちな行事を子供達に、引き継いでいきたいです。